年収を入れるだけ。1年間の所得税と、給与所得控除・基礎控除などの内訳を計算します。
社会保険料が引かれる前の額面の年収(源泉徴収票の「支払金額」)です。ボーナスも含めた1年分を入れてください。
16歳以上の子どもや親など、税の扶養に入れている人数です(配偶者は次の項目で数えるので、ここには入れません)。
配偶者の合計所得が62万円以下(給与だけなら年収136万円以下)のときに対象になります(2026年分)。
介護保険料が加わるぶん社会保険料控除が増え、所得税はわずかに下がります。
iDeCo・小規模企業共済などの掛金(年額)。全額が所得控除になります。入れていなければ0のままでOKです。
1年間の所得税(復興特別所得税こみ)
月あたり約 0 円が給与から引かれます
課税所得になるまでの内訳
所得税でいちばん誤解されるのがここです。税率は年収にかかるのではなく、年収からいくつもの控除を引いたあとの「課税所得」 にかかります。だから年収500万円の人の税率は20%ではなく、実際には5%です(2026年分・独身の場合)。
計算の流れは4段階です。
独身・扶養なし・40歳未満の会社員、iDeCoなしの場合の目安です(2026年分=令和8年分・復興特別所得税こみ)。
| 年収 | 所得税(年) | 月あたり |
|---|---|---|
| 300万円 | 27,500円 | 2,292円 |
| 400万円 | 57,700円 | 4,808円 |
| 500万円 | 91,100円 | 7,592円 |
| 600万円 | 149,300円 | 12,442円 |
| 700万円 | 278,400円 | 23,200円 |
| 800万円 | 436,000円 | 36,333円 |
| 900万円 | 628,800円 | 52,400円 |
| 1,000万円 | 821,800円 | 68,483円 |
※2025年分(令和7年分)の制度で計算すると、年収300万円は35,600円、500万円は119,400円、1,000万円は829,900円でした。
年収が2倍になると所得税は何倍にもなります。これは税率が段階的に上がる累進課税だからです。住民税が一律10%なのとは大きく違うところです。
課税所得がどの区分に入るかで税率が決まります。区分をまたいだ部分だけに高い税率がかかる仕組みで、「区分をまたいだ瞬間に全体が高い税率になる」わけではありません。
| 課税所得 | 税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 195万円未満 | 5% | 0円 |
| 195万〜330万円 | 10% | 97,500円 |
| 330万〜695万円 | 20% | 427,500円 |
| 695万〜900万円 | 23% | 636,000円 |
| 900万〜1,800万円 | 33% | 1,536,000円 |
| 1,800万〜4,000万円 | 40% | 2,796,000円 |
| 4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
令和8年度の税制改正で、2026年分(令和8年分)の所得税から、給与所得控除の最低額が65万円から74万円に、基礎控除が最高104万円に引き上げられました。2026年1月からの1年分すべてに使われます。このツールは改正後の金額で計算しています。
ただし、毎月の給与から天引きされる所得税は、2026年11月分まで改正前のままです。差額は12月の年末調整で精算され、多くの人は払いすぎた分が戻ります(年末調整を受けない人は確定申告で精算します)。
| 年収 | 給与所得控除 |
|---|---|
| 220万円以下 | 74万円 |
| 220万〜360万円 | 年収×30%+8万円 |
| 360万〜660万円 | 年収×20%+44万円 |
| 660万〜850万円 | 年収×10%+110万円 |
| 850万円超 | 195万円(上限) |
※74万円のうち5万円は2026年分・2027年分だけの上乗せです。年収69.1万〜220万円未満の給与所得は国税庁の「給与所得の特例の表」(年収−74万円。219.1万円以上は3段階の決まった額)、年収220万〜660万円未満は4,000円ごとの区切りで決まります。このツールは国税庁が示す計算式どおりに計算しています。
基礎控除は、2026年分・2027年分(令和8年分・令和9年分)にかぎって次のように上乗せされています。2028年分(令和10年分)からは、合計所得132万円以下の人は99万円、それを超える人は62万円になると定められています(合計所得2,350万円を超える部分は変わりません)。
| 合計所得金額(給与だけの場合の年収) | 基礎控除 |
|---|---|
| 489万円以下(665万5,556円以下) | 104万円 |
| 489万〜655万円(〜850万円) | 67万円 |
| 655万〜2,350万円(〜2,545万円) | 62万円 |
扶養控除は所得税では1人あたり38万円。年収500万円(2026年分は税率5%)の場合の実際の差は次のとおりです。
| 扶養の人数 | 所得税(年) | 月あたり |
|---|---|---|
| 0人 | 91,100円 | 7,592円 |
| 1人 | 71,700円 | 5,975円 |
| 2人 | 52,300円 | 4,358円 |
| 3人 | 32,900円 | 2,742円 |
1人増えるごとに約19,400円(38万円×税率5%×102.1%)ずつ下がります。税率10%以上の区分にいる人はもっと大きく下がり、控除によって税率の境目をまたぐと、下がり方が大きくなります。
所得税はその年の給与から毎月概算で天引きされ、12月の年末調整で精算されます。一方の住民税は前年の所得をもとに計算され、翌年6月から引かれ始めます。同じ「税金」でも1年ずれるので、退職や転職のときに混乱しやすいところです(→住民税シミュレーター)。
所得税・住民税・社会保険料をすべて引いたあと、実際に手元に残る金額は年収の手取りシミュレーターで確認できます。
参考:国税庁「令和8年分 年末調整のしかた」(基礎控除・給与所得控除・給与所得の特例の表)/同「電子計算機等による年末調整」/タックスアンサー No.1410(給与所得控除)/No.1199(基礎控除)/No.2260(所得税の税率)/No.1191(配偶者控除)/No.1180(扶養控除)/No.2260ほか復興特別所得税の解説。
情報更新日:2026年10月|計算の根拠・参照元について