固定費の見直しで一番ラクに節約|通信・保険・サブスクから始める順番
節約というと「毎日コツコツ我慢」を思い浮かべがちですが、いちばんラクで効果が続くのは固定費を1回見直すこと。一度やれば、あとは黙っていても毎月効果が続きます。わが家が大事にしている「収入の9割で暮らす」(→お金の基本方針)の土台です。効果の大きい順に見ていきます。
📑 この記事でわかること
なぜ「固定費」から見直すのか
食費や日々の買い物(変動費)を削るのは、毎回がんばり続ける必要があり長続きしません。一方、通信・保険・住居・サブスクなどの固定費は、一度見直せばその後ずっと効果が続くのに、見直す作業は1回だけ。「がんばらずに効く節約」なので、まずここから手をつけるのが鉄則です。
① 通信費(スマホ)— 効果が大きく、すぐできる
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、月のスマホ代が数千円下がることも珍しくありません。年間にすると数万円。使い方が変わらないのに料金だけ下がるので、固定費見直しの最初の一手としておすすめです。
② 保険 — 「同じ補償で安く」+「過剰を削る」
保険も毎月かかる固定費。考え方は2つです。
- 同じ補償なら安いところへ:自動車保険・火災保険は、会社によって保険料がかなり違います。補償を下げずに一括見積もりで比べるだけで安くなります(→自動車保険の選び方/火災保険の見直し)。
- 入りすぎを削る:医療保険や貯蓄型保険など、過剰な保障は思い切って減らす。日本は高額療養費制度があるので、医療は貯蓄でも受け止められることが多いです(→医療保険はいらない?/保険は3つだけ)。
固定費をカード払いに寄せると、引き落としが1か所に並んで見直しやすくなります(→クレジットカードで家計は把握できる?)。
わが家の方針は「保険は低確率・高ダメージだけに絞る」。固定費の中でも、保険は見直し効果が大きい項目です。
③ サブスク・使っていないサービス — 棚卸しして解約
動画・音楽・アプリ・ジムなど、使っていないのに毎月引き落とされているサブスクは要チェック。クレジットカードの明細を1か月分見返して、「最近使ってないな」というものは解約。月500〜1,000円でも、積もると年間で大きな額になります。
④ 支払いを1枚のカードにまとめてポイント化
固定費(通信・光熱費・サブスクなど)の支払いを1枚のクレジットカードに集約すると、ポイントが自動でたまります。同じ支出でも、現金や口座振替よりおトク。年会費無料で還元率の高いカードを1枚決めて、固定費の引き落としをそこに寄せるのがコツです。
⑤ 住居費 — 金額は大きいが、見直しの余地も
家賃や住宅ローンは固定費の中でもいちばん大きい項目。賃貸なら更新時の家賃交渉や住み替え、持ち家なら住宅ローンの借り換えで総返済額が下がることがあります(→借り換えはいつ得?)。そもそも持ち家か賃貸かを考えるならこちらの記事もどうぞ。
⑥ 電気・ガス — 会社を変えるだけ、生活は変わらない
電気とガスは2016年・2017年に自由化され、住んでいる地域の会社以外からも買えるようになりました。見直しても届く電気そのものは同じで、停電しやすくなることもありません。工事も原則不要で、変わるのは請求書の会社名と金額だけです。
ただし正直に言うと、下がる金額はスマホほど大きくありません。使用量が多い家庭ほど効果が出やすく、一人暮らしだとほとんど変わらないこともあります。効果の順番としては、通信・保険・サブスクを先にやってからで十分です(→一人暮らしの生活費は月いくら?)。
比較するときは、キャンペーンの割引額ではなく「1年トータルの金額」で見るのがコツ。初回だけ安いプランや、途中で単価が上がるプランもあります。また電気とガスをセットにすると割引になることが多いので、あわせて確認してみてください。
どれくらい下がる?(見直しの効果イメージ)
全部やる必要はありません。できるものから1つずつでOK。合計すると、年間で数万〜十数万円の差になります。
| 見直す項目 | 下げられる目安(月) |
|---|---|
| スマホ(格安SIMへ) | 3,000〜5,000円 |
| 使っていないサブスク解約 | 1,000〜3,000円 |
| 保険(過剰分を削る) | 2,000〜10,000円 |
| 電力・ガスの見直し | 1,000〜2,000円 |
仮に合計 月1万円下げられれば、年12万円・10年で120万円。しかも一度きりの手間で、がまんは不要です。
見直しで浮いたお金、手取りの何割?を把握
年収の手取りシミュレーターで計算する →よくある質問
Q. まず何から手をつけるべき?
スマホ(格安SIM)が最優先。効果が大きく、使い勝手もほぼ変わらず、手続きも一度きり。次にサブスクの棚卸し、保険の見直し、と進めると効率的です。
Q. 格安SIMにすると不便では?
昼の混雑時間帯に少し遅くなる程度で、日常使いはほぼ問題ないことが多いです。大手キャリアのサブブランドなら速度も安定。使い方が変わらないのに料金だけ下がるので、コスパは抜群です。
Q. 浮いたお金はどうする?
使ってしまっては意味がないので、浮いた分をそのまま貯蓄・NISAの積立に回すのがおすすめ。固定費を下げた分を先取り貯蓄に振り替えれば、生活水準を落とさず貯蓄が増えます(→手取りの何割を貯金する?)。
まとめ:効果の大きい順に1回だけ
- 固定費は一度見直せば効果がずっと続く=がんばらない節約
- 順番は①通信②保険③サブスク④支払いのポイント化⑤住居費
- 保険は「同じ補償で安く」+「過剰を削る」。通信は乗り換えるだけ
- 浮いたお金は貯蓄・NISAへ(→お金の基本方針)