ひとり親の支援制度まとめ|児童扶養手当・医療費助成・就労支援をわかりやすく

公開:2026年7月/参照元は記事末尾

ひとり親家庭には、国や自治体のさまざまな支援があります。中心になるのが児童扶養手当。ほかにも医療費の助成や就労のための給付金など、知らないと使えない制度が多いのが実情です。もらえるお金と支援をまとめて整理します。

支援は大きく3つ お金 児童扶養手当 (児童手当と併給OK) 医療 ひとり親家庭 医療費助成 仕事・暮らし 就労支援・資格取得 住宅・減免など いずれも申請が必要。まずは市区町村のひとり親支援の窓口へ相談を。 児童扶養手当は児童手当とは別で、両方もらえる。

①中心になる「児童扶養手当」

ひとり親(離婚・死別など)で18歳の年度末までの子を育てる家庭に支給されます。児童手当とは別の制度で、両方もらえます。金額は所得に応じて「全部支給」「一部支給」に分かれます。

区分月額(2026年度)
第1子(全部支給)最大 48,050円
第2子以降の加算(1人あたり)最大 11,030円

金額は物価に応じて毎年改定されます。所得が上がると「一部支給」になり、段階的に減っていきます。支給は年6回(1・3・5・7・9・11月)にまとめて振り込まれます。

所得制限は2024年11月から緩和

2024年11月分から所得制限が引き上げられ、対象が広がりました。子ども1人の場合、全部支給の目安は所得190万円まで(それまでは160万円)、一部支給は385万円までに拡大。以前は対象外だった人も受け取れる場合があるので、あらためて確認する価値があります。第3子以降の加算も第2子と同額に引き上げられました。

②医療費がぐっと軽くなる「ひとり親家庭医療費助成」

多くの自治体で、ひとり親家庭の親と子の医療費(保険診療分)の自己負担を助成する制度があります。自己負担が無料〜少額になり、通院・入院の負担が大きく下がります。所得制限や対象範囲は自治体で異なるので、市区町村の窓口で確認しましょう。

③仕事と暮らしを支える制度

手取りや保育料もあわせて確認を

働き方を考えるときは、手取りと支援をセットで見ると計画が立てやすくなります。児童扶養手当は所得で減るため、「働いて収入を増やす」と「手当が減る」のバランスも意識したいところ。手取りは手取りシミュレーター、保育料は保育料シミュレーター(ひとり親世帯はさらに軽減される自治体が多い)で確認できます。

わが家の考え:使える制度は遠慮なく、まず窓口へ

これらの支援は申請しないと受けられません。制度が複雑で「自分が対象か分からない」と諦めてしまう人も多いですが、まずは市区町村のひとり親支援の窓口に相談するのが近道です。所得制限が緩和されて新たに対象になった人もいます。使える制度を土台にして、そのうえで家計の“先取り貯蓄”を少しずつ始めるのがおすすめです(→手取りの何割を貯金する?)。

よくある質問

Q. 児童手当と児童扶養手当は両方もらえますか?

はい、別の制度なので両方受け取れます。児童手当は子育て世帯みんなが対象、児童扶養手当はひとり親家庭が対象です(→児童手当はいくら?)。

Q. 収入が増えると手当は減りますか?

はい。児童扶養手当は所得が上がると「一部支給」になり段階的に減ります。ただし2024年11月の緩和で減り始めるラインが上がったため、以前より働きやすくなっています。

Q. どこに相談すればいいですか?

お住まいの市区町村の子育て・ひとり親支援の窓口です。制度は自治体ごとに上乗せもあるため、まとめて相談すると自分が使える制度が把握できます。

働き方と手取りをまず把握

年収の手取りシミュレーターで計算 →

まとめ

情報更新日:2026年7月|計算の根拠・参照元について。本記事は一般的な説明です。参照:こども家庭庁「児童扶養手当」ほか。金額(物価スライドで毎年改定)・所得制限・自治体独自の助成は、お住まいの市区町村の最新情報でご確認ください。