変動金利が上がったら返済はいくら増える?

更新:2026年7月 ・ 読了目安 約4分

日銀の政策金利は 2026年6月に1.0%程度へ引き上げられ、1995年以来およそ31年ぶりの水準になりました。変動金利で住宅ローンを借りている人にとっては「うちの返済、いくら増えるの?」が気になるところ。この記事では、金利が上がると毎月いくら増えるのかを実際に計算し、あわてなくていい理由(5年ルール・125%ルール)と、その 落とし穴、そして今できることを整理しました。

📑 この記事でわかること
  1. いま何が起きている?
  2. 金利が上がると返済はいくら増える?
  3. でも、すぐには増えない:5年ルールと125%ルール
  4. いま変動で借りている人は、どうする?
  5. これから借りる人は
  6. まとめ

いま何が起きている?

住宅ローンの変動金利は、多くの銀行で 短期プライムレート という基準に連動していて、その大もとが日銀の政策金利です。政策金利が上がると、時間差をおいて変動金利にも波及します。

先の見通しは金融政策や景気で変わります。ここに書いた時期・幅はあくまで2026年7月時点の一般的な見方で、確定した予定ではありません。ご自身の借入条件は、必ず借入先の銀行の通知でご確認ください。

金利が上がると返済はいくら増える?

借入3,000万円・35年・元利均等(ボーナス返済なし)で、金利だけを変えて計算しました。

金利毎月の返済額0.5%からの増加総返済額
0.5%77,875円(基準)3,270万円
0.75%81,235円+3,360円3,411万円
1.0%84,685円+6,810円3,556万円
1.25%88,225円+10,350円3,705万円
1.5%91,855円+13,980円3,857万円

金利が 0.5%上がると毎月およそ6,800円、総返済額では約286万円 の増加です。借入4,000万円なら、同じ0.5%の上昇で毎月 約9,080円 増えます。「たった0.5%」でも、35年で積み上がると小さくありません。

でも、すぐには増えない:5年ルールと125%ルール

多くの銀行の変動金利(元利均等返済)には、返済者を急な変化から守るしくみがあります。

だから、金利が上がったニュースを見ても、多くの人はすぐに引き落とし額が増えるわけではありません。ここは安心してよいポイントです。

⚠️ ただし、ここが落とし穴

5年ルールは「返済額が変わらない」だけで、「払う利息が減る」わけではありません。返済額が同じでも、その中身は 利息の割合が増え、元本が減りにくくなります。金利が大きく上がると、返済額では利息すら払いきれない「未払利息」が発生し、最後にまとめて残ることもあります。先送りであって、免除ではないと覚えておきましょう。

5年ルール・125%ルールは すべての銀行にあるわけではありません(一部のネット銀行などでは採用しておらず、金利上昇がすぐ返済額に反映される場合があります)。自分のローンがどちらかは、契約書や銀行のサイトで確認しておくと安心です。

🏠 金利が上がったら、うちはいくら?

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いま変動で借りている人は、どうする?

  1. あわてて固定に乗り換えない…固定金利は変動より先に上がっています。今から固定に換えると、返済額がむしろ大きく増えることも。「不安だから」だけで動くのは損になりがちです。
  2. 家計の余力を確かめる…金利が1%上がっても払えるか、を先に試算しておく。返済が手取りの25%を超えそうなら要注意です。
  3. 繰上返済で元本を減らす…元本が減れば、金利上昇の影響そのものが小さくなります。手元の生活防衛資金は残したうえで。
  4. 借り換えは「金利差・残高・残期間」で判断…諸費用を含めて得かどうかは計算しないと分かりません。

これから借りる人は

変動金利の低さだけを見て、借りられる上限まで借りるのは危険です。「今の金利+1%」でも無理なく返せる額にとどめておくと、金利が動いても慌てずにすみます。金利タイプの選び方は「固定と変動どっち?」も参考にしてください。

まとめ

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情報更新日:2026年7月|このサイトについて・免責。金利の水準・引き上げ時期の見通しは2026年7月時点の一般的な情報で、今後の金融政策や経済情勢により変わります。試算は元利均等返済・ボーナス返済なし・保証料や団信を含まない概算です。ご自身のローンの条件・ルールの有無は、必ず借入先の金融機関にご確認ください。