住宅ローンの金利、固定と変動どっち?違いと選び方をわかりやすく解説
住宅ローン選びでいちばん迷うのが金利タイプ。大きく「変動金利」「固定期間選択型」「全期間固定」の3つがあります。ざっくり言うと、変動は当初が安いが将来上がるかもしれない、固定は少し高いが返済額がずっと一定で安心。それぞれの特徴と選び方を整理します。
📑 この記事でわかること
3つの金利タイプの違い
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 変動金利 | 当初の金利がいちばん低い。ただし市場金利に応じて見直され、将来上がると返済額も増える可能性がある。 |
| 固定期間選択型 | 「最初の10年だけ固定」など、一定期間だけ金利を固定。期間終了後はその時点の金利で変動などに切り替わる。 |
| 全期間固定 (フラット35など) | 完済まで金利が変わらない。返済額がずっと一定で計画が立てやすいが、当初の金利は高めになりやすい。 |
どっちが向いている?
変動金利が向いている人
- 当初の返済額をできるだけ抑えたい
- 金利が上がっても、繰上返済や家計の余裕で対応できる
- 借入額が比較的少なめ・返済期間が短め
固定金利が向いている人
- 返済額がずっと一定でないと不安、家計を安定させたい
- 借入額が大きく、金利上昇の影響を受けたくない
- 共働きでなく収入が増えにくいなど、リスクを抑えたい
「当初が安いから変動」と決める前に、金利が1〜2%上がったら返済額がいくらになるかも試算しておくと安心です。変動を選ぶなら、上昇に備えて繰上返済の余力を持っておくのがおすすめです。
繰上返済で利息はぐっと減る
金利タイプと合わせて知っておきたいのが繰上返済。早い時期にまとまった額を返すほど、その後の利息を大きく減らせます。「期間短縮型」なら完済が早まり利息減の効果が大きく、「返済額軽減型」なら毎月の負担が軽くなります。
毎月の返済額・総返済額・繰上返済の効果を試算
住宅ローン返済シミュレーターで計算する →金利が上がると、返済額はいくら増える?
変動を選ぶうえで必ず知っておきたいのがこれです。3,000万円・35年・当初0.5%で借りた場合、金利が上がると毎月の返済はこう変わります(残高が多い初期の目安)。
| 金利 | 毎月の返済額の目安 |
|---|---|
| 0.5%(当初) | 約7.8万円 |
| 1.5%に上昇 | 約9.2万円 |
| 2.5%に上昇 | 約10.7万円 |
変動金利には「返済額の急変を抑えるルール(5年ルール・125%ルール)」がある商品もありますが、上昇分は先送りされるだけで消えるわけではありません。金利が2%上がっても払える家計かを、借りる前に確認しておきましょう。
よくある質問
Q. 今は変動と固定、どっちを選ぶ人が多い?
近年は当初金利の低い変動を選ぶ人が多数派です。ただし「多いから安心」ではなく、金利が上がったときに耐えられる家計かどうかが判断のカギ。借入額が大きく家計に余裕が少ないなら、固定で安心を買う選択も十分アリです。
Q. 途中で変動から固定に変えられる?
多くの銀行で、変動から固定への切り替えは可能です(逆は制限があることも)。ただし切り替え時点の金利が適用されるため、金利が上がりきってからでは遅い点に注意。借り換えという手もあります(→借り換えはいつ得?)。
Q. 繰上返済は「期間短縮」と「返済額軽減」どっちが得?
利息を減らす効果が大きいのは期間短縮型。一方、毎月の負担を軽くしたいなら返済額軽減型。金利上昇に備えるなら、手元資金を厚めに持ちつつ余裕分で期間短縮、が無難です。
まとめ
- 金利は変動/固定期間選択/全期間固定の3タイプ
- 変動=当初安いが上昇リスク、固定=高めだが安心(例では総返済で約775万円差)
- 変動を選ぶなら金利が2%上がっても払えるかを試算し、繰上返済の余力を
情報更新日:2026年6月|計算の根拠・参照元について。本記事は一般的な説明で、特定の金融商品を勧めるものではありません。参照:住宅金融支援機構「フラット35」/各金融機関の住宅ローン商品概要。適用金利・条件は各金融機関にご確認ください。